小学校のプール開放は、子供を死なせたくないなら行かせるな
プール開放は危険きわまりない
かなりショッキングなタイトルをつけましたが、小学校の夏休み期間などに行われるプール開放について思うところがあり今回の記事を書いていきます。
小学校のプール開放ですが、施設の有効活用と、学校のサービスという側面から行われている活動です。行政、学校側からすると良かれという思いでされていると思います。
昔から慣例的に行っているところがほどんどではないでしょうか。
ところがこのプール開放では、命に直結する事故が毎年のように発生しています。
恐ろしい事に、プール開放の際の監視員は、PTAが行っているところがほとんどです。
当たり前ですが、PTAの方は水難救助の素人です。
簡単に言うと素人に子供の命を預けられますか?
私ならば預けられません。これまでやってるから安全という固定観念ほど危険なものはありません。
そして、PTAの方々に水難救助を託すのはあまりに重荷なのではないでしょうか。
繰り返しますが、研修、講習、訓練・・・何も受けていないのです。
一応講習みたいなものはありますが、気休め程度です。よく、何回も講習受けてるから自信があるみたいな人がいますが、所詮素人。職業でやっている人間とはレベルに雲泥の差があります。過信ほど怖いものはありません。
水深が浅くても事故は発生します。
その時、あなたがPTA役員でプール監視をしていたら、発見、救助、蘇生処置、応援要請、通報、これらを冷静に行えますか?
恐らく、大方のPTAの方は無理だと思います。なぜなら、知識、経験ともにないからです。
PTAの方に、過失致死を問いますか? PTA役員になった時に、問われたいですか?
見守り中に、他のママ友としゃべって、目を離していたから監督責任を怠った為に事故が発生して死にいたったと言われるたらどうしますか?
そんなリスクがあるとわかってプールの監視をするのかという事も一人ひとり考えて欲しいところです。
仮に、お金をかけて警備会社等に委託した場合でも事故は発生するでしょう。事故そのものの発生は抑えられません。
こうなると、何の為のプール開放なのかわかりません。
大事なのは子供の命を守ることです。事故はおきるものとして想定しなければなりません。
完全に安全なプール開放は、ありえません。無理です。学校を責めるのも、PTAを責めるのも間違えています。無理なんです。安全の担保は不可能です。
つまりは、プール開放はやめるべきなのです。
子供の危険、PTA役員の責任の重さ、冷静に一から考えてみる時期なのではないかと思います。
以上、小学校のプール開放は、子供を死なせたくないなら行かせるなでした。