天気の子の感想&考察 その2
感想&考察
・なぜ帆高は家出をしたのか
一番コアになる部分というか、主人公が物語のなかでそこにいる理由。
これについては、パンフレットを購入してじっくりと読んでいただきたいのですが、監督があえて理由付けをしなかったという風な書き方がしてありました。
これについては、今後賛否両論ありそうですが、私は、明確な動機付けが無いならないでかまわないと思います。
観た人が想像をふくらませたり、自分を投影したりという余白部分になるような気がして、ネットですぐに理由が調べられる時代だからこそ、あえて理由をつくらないというのは思い切った英断だったのではないでしょうか。
下手に理由があると、違和感があったり調べたくなったりするのでこの状態にしておいて欲しいです。そして、この映画のヒットで、他の作品も追従していきやすのではとも考えます。
・陽菜の母の死因
陽菜の母の死因についてですが、ネット界隈では先代晴れ女的な事が書かれていますが、これは違うと考えられます。植物状態が長く続いていたということが判明していますが、そこから可能性としては、何らかの理由で脳にダメージを受けてしまったと考えるのが自然でしょう。
この母への復活の思いが、彼女を晴れ女へと変えていくのです。
陽菜が晴れ女になった理由
先程もふれましたが、陽菜が晴れ女になったのは、瀕死の母が元気になることを祈る、けなげな娘の一途な思いなのです。
晴れた天気の中を、母と弟と自分の三人で歩きたいという、ただ、ただ、純粋な祈りの気持ちなのです。
この理由だけでも泣けてきます。
個人的には、神様には天気よりも母親を回復させてあげて欲しかったですが、そうしたら物語が始まりませんね(笑)
銃を使う必要があったのか
物語は、恐らく銃を使わなくても成り立たせようと思えば、成り立たすことが可能であったと思います。
でも、この銃というものが、帆高の大人へのメッセージのシンボルという感じなのでしょう。
銃が加わることで、ストーリーに疾走感が加わっていきます。
引き返せなくなる決断の連続を行っていくわけです。
銃については賛否両論ありますが、後からじっくり考えていると、非常にキーになるアイテムになっていることが理解できました。
ただ、素人が銃をにぎっても簡単には発射ができないと思います。しかし、そんなところはすでに織り込み済でしょう。それでも、あえて入れたという部分にメッセージを感じずにはいられません。
グッズについて
ここからは、感想でも考察でもありません。
正直、これだけのヒットはある程度予測していたことでしょう。
なのに!!なのに!!グッズが少なすぎ!!
種類も在庫も。
公式で、増産を発表して欲しい!!
でないと転売ヤー達が買い占めに走りますよ。
公式さんお願いです。増産して(心の叫び)
以上、天気の子の感想&考察 その2でした。