平日の通塾を考えてみよう
塾の開始時間は
平日の塾に行った方が、より勉強ができるのではないかと
一時期悩んでいました。
検討していた塾の開始時間が17時。
17時といえば、学校から帰ってすぐに移動をしなければ間に合いません。
家から駅まで10~15分。乗ってしまえば5分もかかりませんが、電車の時刻も
考えると30分~1時間は考えておく必要があります。
息つく暇も無いとはこの事。
これを週3日~4日続けると考えると、開始に間に合わすだけで体力の消耗が
激しそうな気がします。
しかし、そんなことは中学受験の家庭はどこでもやってるんだよと言われそうですが・・・
塾の滞在時間
塾の終了時間は、21時30分頃。
おおよそ、4時間半程度。
休憩やらを含めると3時間半ぐらい勉強してくることになります。
塾での勉強時間だけみると、なかなかの時間量です。
時間量=勉強量とならないのが難しいところではありますが、少なくとも塾の
環境で言葉は浴び続けるわけですから、集中がきれていたとしても、いくばくかの効果は
期待できるでしょう。
帰宅後
塾が終わり、家に到着するのがおそらく22時~22時半頃。
ここから、お風呂と学校の宿題、明日の用意をしなければいけません。
宿題を塾に行く前にできれば良いのですが、おそらく時間はとれないので
塾が終わって帰ってきてからの取り組みになると思います。
よく通塾生の家庭が、学校の宿題は簡単過ぎて意味がないからやめて欲しいといった
コメントを目にしますが恐らくこういった事が理由なのでしょう。
時間のシミュレートしただけで、言いたいことはわかります。
しかし、学校の宿題もあなどること無かれ。
音読不要論の方も多くみかけますが、音読は私個人的見解ですが、かなり大事。
宿題も、簡単と思っていても意外な基礎で抜けている部分の確認に使えます。
学校の宿題は、うまく使えばいいだけのこと。
不要とぼやくより、無料教材と思えばむしろお得です。
しかも、先生の採点付き。
話がそれましたが、最短で寝るのは23時半~24時になってしまうでしょう。
復習は?
スケジュールのシュミレートをして思ったのは、復習いつやんの?
就寝時間を削ってやるのは、成長期の子供には出来れば避けたいところ。
成長ホルモンは22時~2時にかけて出ると言われています。その時間帯に寝ていることは
非常に成長にとって重要です。
何より、睡眠時間を削って毎日のサイクルを回すと、疲労とストレスの蓄積が何かしらの形で出てくることは想像できます。
「復習は、塾のない日にする」という結論しか出ません。
土、日の講座を受けていなければそれも可能でしょう。
ただ恐らく、平日行っている場合、土日もどちらかに講座を取っているパターンがほとんどでしょう。
となると、週に1日、よくて2日。
そして、6年生になると、オープンキャンパス、学校説明会、模試とスケジュールが空いたことろにバンバン入ってきます。
思った以上に、復習時間がとれません。
正直、塾で習った時間よりも、家で復習、問題演習をする時間をとれないと定着は無理。
塾サイドは、「塾で演習もしますので大丈夫です、キラリ」みたいな事を言いますが演習量なんて数問ですよ。
1回やっただけで定着できる天才肌は、そもそも塾に行かずとも天才でしょう。
多くの子供は、何回も解くことで基礎が定着するのが事実です。
結論は
平日に通塾するというとは、我が家の場合ですが、週3~4日、1日2時間を移動にとられる計算になります。
ということは、6~8時間を移動で奪われる計算になります。
休日1日分ぐらいの勉強時間ですね。
それだけの時間があれば、色々とできることがありそうな気がします。
復習時間の確保、移動時間のロスを考えると、平日の通塾は我が家的には無しという結論に至りました。
注意して欲しい点
今回は、時間のみに注目して考えた内容です。
塾の効率的なカリキュラム、テクニック、指導内容は、今回の検討では重要視していません。
塾の価値は、上記もさることながら学習習慣を作るという部分も大きいかと思います。
また、最新の情報を入手できたり、相談ができるというところも大きな塾の魅力です。
人生で1回しかない中学受験の舵取りは神経をつかいますので、プロに任すというのは大変に意味のあることかと思います。
細かい出題傾向の情報なんてのは、塾でなければ掴んでいくのは大変なものです。
上手な塾の使い方は、合格の早道であることは間違いありません。
何に重きを置いて検討するのか、何事もトレードオフの関係が存在しますので原点に立ち返ってこれからも検討をしていきたいと思います。
現段階では、我が家は平日の通塾は厳しいかな。
以上、平日の塾通いは時間的に厳しい?でした。