タイトルの通りですが、我が家では学校のテストの点数は気にしていません。
テストの点数が取れないとか、勉強が出来ないという相談をよく受けます。
小学校のテストの点数は、先生が成績をつける上の指標でしかないと考えています。
それが0点であっても、10点であっても、100点であっても公立小学校時点で気にして子供を責めるようなことは論外です。
そもそも、私が考える公立小学校のテストの意味。
テストそのものは、非常に、非常に重要だと考えています。
点数ではなく、テストが重要。
公立小学校のテストは、基礎オンリーの問題で構成されています。
いやいや応用もあるよという意見もあるでしょうが、あれも基礎です。
100点満点という軸で点数をつけるので、点数に目がいってしまうのではないでしょうか。
点数というよりも、小テストの様な何問中、何問正解といった表示形式にすればいいと思います。
小学校で身につける勉強は、高等教育への基礎の基礎を作る勉強です。
つまり、1問でも間違えがあるということは、基礎のどこかが固めることができていないというサインなのです。
大事なことは、何点とれているかではなく間違えたところはどこかなのです。
それが、知識的に覚えることができていないのか、計算がまちがえていたのか、他の知識と混合して覚えてしまっているのか。
間違えを書いたプロセスをひもとく作業をしないとテスト意味はありません。
『何で間違えたの』と子供を責めるのは絶対にNGです。
百害あって一利無し
間違えのプロセスは、基礎の落ちている部分を確認するのに非常に有効です。
ケアレスミスは、ケアレスミスではなく基礎の定着が曖昧であることで発生するということを親が認識しておく必要があります。
『1+1』は、聞かれて『3』と答える人はいないでしょう。
しっかり定着した基礎は、そう簡単に間違えることはありません。
もし、アルファベットの3番目の文字はと聞かれて大人ならばすぐに『C』と答えますが
英語を習いたての子供ならば答えに窮するか、答えるのに時間が必要です。
つまり、テストで間違える=基礎に抜けがある と考えて、間違えたプロセスと、抜けた基礎部分の反復をしていくことが将来の学力につながってきます。
いつからと聞かれたら、1年生からと迷わずに私ならば答えます。
どの科目も、科目横断的に、科目をまたいで積み重ねていくのが基礎教育です。
テストは、あくまでも点数を取るものではなく、確認の機会として捉えています。
100点であっても、選択肢を勘で答えたものなのか、迷って、迷って書いた答えなのか。
解答用紙を見ればわかってきます。
落ち着いて、余裕のある100点を我が家では『圧倒的100点』と呼ぶようにしています。
100点だからOKという見方をしていると、基礎の抜けを見逃すことにつながります。
勉強をするときが来れば、子供は勝手にするという話も聞きますが、その時にそこまでの時間を取り返す勉強をしなければなりません。
幻のような話を追いかけるよりも、低学年から丁寧に基礎の定着具合を親が確認することが学力向上の早道かと考えています。
ですので、学校のテストは、点数を気にするものではなく、解答の質を重視してみてべきかなあと思います。
以上、学校のテストの点数は気にしないでした。